FC2ブログ

本来遠いはずのもの

人と人は、とても遠い。
それゆえに共に生きていける。

続きを読む

スポンサーサイト



量子論の不思議

[図解]量子論がみるみるわかる本[図解]量子論がみるみるわかる本
(2004/03/15)
佐藤 勝彦

商品詳細を見る


読み終えました。
これはヤバイくらいにおもしろかったですー!
なんかかいつまんでまとめてみたりすると、

------
物質は粒と波、両方の性質を併せ持っていて、
ミクロな物質ほど波としての性質を強く示す。
例えば電子等のミクロな物質を観測しようとしても
その位置と速度を同時に確定することはできず(不確定性原理)、
よってその電子は、複数の状態が重なりあった
スーパーポジションに位置していると量子論では考える
(例えばある電子が「A点にいる状態」と「B点にいる状態」が
重なりあっていると考える)。
そしてその電子を観測したとき、
電子は粒として、その位置はある一点(点Aか点B)に収束する。
(マクロなレベルでの話になるので必ずしも適切とはいえないが、
例えば月は誰かがそれを見た(観測した)からそこに存在するのであり、
誰も見ていない時点では月がどこにあるのかは決まっていない。
これは「本当は月はどこか決まった位置にあるけど私たちにはわからない」のではなく、
「月がどこにあるかは本当に確定していない」という意味。
そして誰かが月を見た(観測した)瞬間に、月の位置はその位置に収束すると考える)

この収束をどう解釈するかにはいろいろな考え方ある。
「それまで波だった電子が、観測された瞬間に一気に収束する」
という解釈が広く用いられていたりもするが、
シュレディンガー方程式より、波が収束することは不可能と
いうことが証明されている。
ここで、多世界解釈と呼ばれる解釈を用いると矛盾がおこらない。
これは複数の世界が同時並行的に存在しているという解釈で、
例えば、それまで波として存在していた電子が点Aで観測されれば、
「電子が点Aに存在する世界」に自分たちは進んだことになり、
逆に電子が点Bで観測されれば、
「電子が点Bに存在する世界」に進んだことになる。
この2つの世界は互いに干渉することなく、並行して進んでいく。
もっと直感的にわかりやすい例だと、
1つ先の曲がり角を「右に曲がった私がいる世界」と
「左に曲がった私がいる世界」が並行して存在していて、
そのいずれか一方の世界に自分たちは到達することになる。
到達した結果、その世界が自分たちにとってのただ1つの世界となり、
もう一方の世界へ行ったり、その世界を覗いたりすることはできなくなる。
SFでいうところのパラレルワールド。
ありえないと思うかもしれないけど、こう考えると理論上の矛盾はなくなる。
しかしそうは言ってもパラレルワールドなんてあまりに常識の範疇を
超えているので、専門家のあいだでも支持してる人は少ないそうな。
------

ということで、わかったようなわからないような、
わかった気はしても納得していいような納得しちゃいけないような、
なんとも不思議な気分に陥るのが量子論。
それでも、この量子論が現代の半導体技術などに応用されていて
なくてはならないものだというのだからまた驚き。
「量子論を利用できる人は多いが、
 量子論を真に理解している人は1人もいないだろう」
というお偉い方の言葉があったりするそうです。これには納得。
カレンダー
07 | 2007/08 | 09
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31 -
最近の記事
月別アーカイブ
カテゴリー
スノードーム
リンク
ブログ内検索
RSSフィード
QRコード
QRコード