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サマーウォーズについてふと思ったこと

サマーウォーズで一番キュンときたのは、
たぶん誰もそんなところに注目してないと思いますが、
ケンジが「Shorの因数分解アルゴリズム」についての文献を読んでたシーンですw
この子は量子コンピューティングの分野に興味あるのかなー?とか。

映画を見たときはそれくらいの感想しかもたなかったんですが、
よくよく考えてみたら、あれはさりげなくストーリーの伏線になっていたんだなーと、
今日道を歩いてるときにふと思って、ちょっと心が躍りましたw

現在の暗号技術は、因数分解の難しさを頼りに成り立っています。
例えば、2つの素数7618447と9307423の積を求めるのは、
    7618447 × 9307423 = 70908108832081
と簡単にできますけど、
逆に、70908108832081が与えられたときに、
これを素因数分解する(上式の左辺の形で表す)ことは非常に難しい問題です。
与えられた整数の桁数が十分大きければ、現代のコンピュータ能力をもってしても、
解を得るのに何十年とか何百年とかかかってしまいます
(時間さえかければいつかは解ける問題だけど、あまりにも時間がかかるため、
現実的には解けないのと同じであるというスタンスに立っています)。

そして、ケンジが見てたShorのアルゴリズムというのは、
この因数分解を行う方法の1つです。
現代のコンピュータ上でこのアルゴリズムを実装しても、
やっぱり果てしなく長い時間がかかってしまいます。
ところが、まだ研究段階にある「量子コンピュータ」と呼ばれるものが将来実現したら、
Shorのアルゴリズムを効率よく実現することができ、
非常に高速に因数分解が行われることが示されたことから、
このアルゴリズムは一躍注目の的となりました。
なにせ、もしそんなことになったら、現在安全だと信じられている暗号技術は、
途端にいとも容易く破られてしまうわけですから・・・。

えー、前置きがとても長くなりましたが、
要するに、ケンジはメールで受信した数字を因数分解してしまったんじゃないかと。
そしてShorのアルゴリズムはそのための伏線だったんじゃないかと。
今さらながらに気付いたのでした。キュン。

まあ、ケンジが最終的に打ち込んでたのは数字じゃなかったような気もするので、
因数分解した上でもう一段階、何かしら変換をやってたのかもしれませんが・・・。
ていうか、あんな高速に解けるかーーー!どんな計算してるねん!!
というのが理系的観点で萎えてしまうとこだったりはするんですがw
そして全然違う暗号だったらすみませんw
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